ヨーロッパの歴史風景 近代・現代編




西暦 1861年、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世を国王とする統一イタリア王国が成立。


統一イタリア王国の初代国王
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

統一イタリア王国の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の像(ヴァティカン広場、ローマ、イタリア) 古代ローマ帝国崩壊後、現在のイタリアは多くの自治都市(あるいは小国家)に分裂し続け、または諸外国による支配に従属していた。

そんなイタリアが統一され、近代国家として出発する土台となったのが、西暦1861年に成立した統一イタリア王国だったんだ。

その初代国王が、サルディニア王家(かつてのサヴォイ公家)出身のヴィットリオ・エマヌエーレ2世だった。(左の画像は現在のイタリアの首都ローマにあるヴェネツィア広場を見下ろす彼の騎馬像。)

イタリア統一の英雄 ガリバルディ

イタリア統一の英雄ガリバルディ 但し、イタリア統一の本当の立役者は、サルディニア王国の貴族出身の冷徹な政治家カヴールであり、ニースの平民出身で情熱的な革命家ガリバルディだよね。

右の画像は、イタリア東岸にある小さな独立国サン・マリノにあるガリバルディの胸像なんだ。

ガリバルディは、ローマ共和国の防衛に参加したり、オーストリアとの戦いに参加したり、イタリア統一戦争の様々な局面に活躍している。

でも、なんといっても印象的なのは、千名の赤シャツ隊を率いてシシリアに上陸し、ナポリ王国を征服してヴィットリオ・エマヌエーレ2世に献上したことだよね。それでイタリア統一は一気に前進したんだ。

ちなみに、ガリバルディとカヴールとは仲が良かったわけではないみたい。カヴールはサルディニア王の臣下として、サルディニア王の許でのイタリア統一を目指していた。対して平民のガリバルディは、共和主義的なイタリアを夢見ていたんだ。

しかし、いずれにせよ各々の冷徹さと情熱が、統一イタリアを生み出したと言っても良いのかな。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

再びイタリアの首都となったローマにあるヴェネツィア広場にはヴィットリオ・エマヌエーレ2世の記念堂が建てられている。

「入れ歯」に似ているなんて陰口もたたかれるらしいけど、ローマ郊外の高台からも見えるローマのシンボルなのかもしれないね。

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