ヨーロッパの歴史風景 近代・現代編




西暦 1867年、普墺戦争に敗れたハプスブルク家が、オーストリア=ハンガリー二重帝国を成立させた。


オーストリア・ハンガリー二重帝国の成立

西暦1849年にはハンガリーの独立運動を押し潰したハプスブルク家だけど、西暦1859年には統一を目指すイタリアにおいてソルフェリーノの戦いに敗れ、帝国内の諸民族の独立への動きが激しくなった。

更に西暦1866年には、ドイツ統一を目指すプロシアとの普墺戦争において、ハプスブルク家のオーストリアが敗れた。

マーチャーシュ教会の外観(ブダペスト、ハンガリー) そこでハプスブルク家は、諸民族の独立運動を抑え、帝国の維持を図るために、西暦1867年にオーストリア・ハンガリー二重帝国を成立させた。

当時のハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフは、右の画像にあるマーチャーシュ教会(ブダペスト、ハンガリー)において、ハンガリー王としての戴冠を受けたんだ。

マーチャーシュ教会(ブダペスト、ハンガリー)

ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフが戴冠を受けたマーチャーシュ教会は、ドナウ川を見下ろすブダの丘にある。中世ハンガリーの王家と深い関係のある教会なんだ。

マーチャーシュ教会は、西暦13世紀にゴシック様式の教会として建てられた。但し、当時の名前は聖母教会あるいは聖母マリア教会だった。

西暦15世紀には、当時のハンガリー王マーチャーシュがこの教会を再建し、しかもこの教会で二度も結婚式を行っている。以後、この教会はマーチャーシュ教会と呼ばれるようになった。

西暦1541年、ハンガリーの大部分を支配下に入れたオスマン・トルコによって、マーチャーシュ教会がモスクとされた。

西暦1683年、ハンガリーからオスマン・トルコ軍を駆逐したハプスブルク家によって、マーチャーシュ教会がバロック式の教会に改装された。

西暦1867年、ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフが、マーチャーシュ教会においてハンガリー王として戴冠を受けた。この戴冠式の際には、リストの「戴冠ミサ曲」が演奏されたんだ。(下の画像は、現在のマーチャーシュ教会の内部の様子。)

マーチャーシュ教会の内部(ブダペスト、ハンガリー)

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