ヨーロッパの歴史風景 近世編




西暦1536年、イタリアの首都ローマにあるシスティーナ礼拝堂で、ミケランジェロが「最後の審判」を描き始めた。


システィーナ礼拝堂の天井画
ミケランジェロの「アダムの創造」

イタリアといえばローマ、ローマといえばヴァティカン、ヴァティカンといえばシスティーナ礼拝堂、システィーナ礼拝堂といえばミケランジェロ...と考える人も少なくはないよね。

そのヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画としてミケランジェロが描いたのが、旧約聖書の物語。つまり、「光と闇の分離」「日と月の創造」「海と陸の分離」「アダムの創造」「イヴの創造」「楽園追放」「ノアの献身」「ノアの洪水」「ノアの泥酔」と続くこの世と人類の物語だ。

ヴァティカン博物館・美術館のシスティーナ礼拝堂に見るミケランジェロの「アダムの創造」(ローマ、イタリア)

上の画像は、ミケランジェロが描いた旧約聖書の物語の一つ「アダムの創造」なんだけど、一連の天井画が完成したのが、西暦1512年のことだった。

ミケランジェロの「最後の審判」
(システィーナ礼拝堂、ローマ)

ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画を描いてから24年が経った西暦1536年のこと、ミケランジェロが再びヴァティカンにやって来た。

当時のローマ教皇パウルス3世の前に姿を見せたミケランジェロは、既に60歳になっていた。そんなミケランジェロに、教皇パウルス3世が制作を依頼したのは、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」だったんだ。

ヴァティカン博物館・美術館のシスティーナ礼拝堂に見るミケランジェロの「最後の審判」(ローマ、イタリア) ヴァティカン博物館・美術館のシスティーナ礼拝堂に見るミケランジェロの「最後の審判」(ローマ、イタリア) ヴァティカン博物館・美術館のシスティーナ礼拝堂に見るミケランジェロの「最後の審判」(ローマ、イタリア) ヴァティカン博物館・美術館のシスティーナ礼拝堂に見るミケランジェロの「最後の審判」(ローマ、イタリア)

そして上の画像が現在見ることの出来るミケランジェロの「最後の審判」。400人近い人々を描いたこの作品の為にミケランジェロは5年の歳月を費やし、完成したのは西暦1541年のことだった。



イタリアの首都ローマでの最大の観光の目玉であるヴァティカン博物館・美術館の中で、システィーナ礼拝堂ではカメラの使用が禁止されているんだ。だから、残念ながら上の画像は絵葉書から取り込んだもの。不本意ではありますが、御了承くださいね。

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