ヨーロッパの歴史風景 近世編




西暦1639年、オランダの画家レンブラントが、名画「夜警」の制作を始めた。


オランダの画家レンブラントと代表作 「夜警」

西暦1631年、オランダのライデン生まれの25歳の青年が、アムステルダムに上京してきた。やがて彼は、上流階級の人々を顧客とする著名な肖像画家となった。それが後に17世紀オランダ最大の画家とされたレンブラントだった。

レンブラントの代表作「夜警」(部分)(アムステルダム国立美術館、オランダ) そのレンブラントが西暦1639年に制作を始めたのが、彼の代表作となった「夜警」。右の画像は、その「夜警」の部分。アムステルダム国立美術館で見ることが出来る。

ついでなんだけど、「夜警」の正式名称を知ってるかな。「フランス・バニンフ・コック大尉とウィレム・ファン・ロイテンブルグ中尉の部隊」というんだって。ちょっと長すぎるよね。

レンブラントの晩年

イギリスの首都ロンドンのナショナル・ギャラリーにあるレンブラントの自画像 そのレンブラントの名画「夜警」が完成したのは、西暦1642年のことだった。

おそらくはその2年前、レンブラントが34歳の頃に描いたと考えられているのが、右の自画像なんだ。(イギリスの首都ロンドンナショナル・ギャラリーで見ることができるよ。)

それから14年が経った西暦1656年、レンブラントが破産を宣告された。更に13年後の西暦1669年、レンブラント死去。17世紀のオランダ最大の画家と称されながらも、レンブラントの遺骸は身元不明の老人として、教会の共同墓地に埋葬されたんだそうな。

夜のアムステルダム駅(オランダ)

そのレンブラントが活躍したのはアムステルダム。上の画像はアムステルダム駅の夜景なんだ。余談ながら、東京駅はアムステルダム駅をモデルに設計されたらしいけど、確かに似てる・・・ような気がする。

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