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西暦1749年、イタリア南部の街ナポリで、サン・セヴェーロ礼拝堂が再建された。
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サン・セヴェーロ公一族の礼拝堂(ナポリ、イタリア)
西暦1749年、サン・セヴェーロ公ライモンド・ディ・サングロによって、彼の一族のためのサン・セヴェーロ礼拝堂がイタリア南部カンパーニャ地方イタリア南部カンパーニャ地方の中心ナポリに再建された。
その小さな礼拝堂(右の画像)の中に、私がとっても気に入っている彫刻がある。それをご紹介したくて、このページを作ったんだ。
アントニオ・コッラディーニによる彫刻 「ヴェールに包まれた謙譲」
このサン・セヴェーロ礼拝堂で見るべきいくつかの彫刻の一つが、アントニオ・コッラディーニ作の「ヴェールに包まれた謙譲」(右の画像)。
アントニオ・コッラディーニは西暦1668年生まれの彫刻家なんだけど、亡くなったのが西暦1752年。右の画像にある作品は、彼の最後の年に制作されたものなんだ。
余談ながら、この作品のモデルになったのは、サン・セヴェーロ公の母親。彼女は自分から彫刻家に自分をモデルにするようにと申し出たらしい。
サン・セヴェーロ公の母親のモデルとしての資質は知らないが、作品の表面を覆うヴェールの出来は素晴らしいよね。アントニオ・コッラディーニは、死の直前まで、大理石で出来たヴェールの仕上げに没頭していたんだそうな。
ジュゼッペ・サンマルティーノによる彫刻 「ヴェールに包まれたキリスト」
サン・セヴェーロ礼拝堂で見るべきもう一つの彫刻、いやサン・セヴェーロ礼拝堂で絶対に見逃すことのできない彫刻が、ジュゼッペ・サンマルティーノによる「ヴェールで包まれたキリスト」(下の画像)。
この薄いヴェールが石で出来ているなんて信じられないよ。しかも、そのヴェールの下のキリストの遺体は、まるで体温が残っているかの様に見える。
でも、上の画像ではそれが十分に伝わらないみたいだね。では、もう少し大きくした画像を下に。
うーん、ヤッパリダメ。どうしても、この作品の素晴らしさが伝わらない。申し訳ないが、興味のある方はナポリまで行って、実際に見てもらうしかないね。実物の質感は、もっともっと素晴らしいんだ。
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