フランスといえばワイン !!フランスと言えば頭に浮かぶのは、花の都パリ、英雄ナポレオン、プロヴァンスのラヴェンダー畑、美しいロワール川流域の城、グルメ憧れのレストランの数々・・・などかな。
いやいや、フランスといえばワインを忘れちゃいけないよね。オーストリアや南米のワインが安く入ってきて気軽の楽しめるけど、やっぱり私はフランスのワインが大好き !! (イタリアとスペインのワインも大好き !!)そしてフランスの秋の風景といえば、各地で見ることの出来るワイン用のブドウの収穫風景だよね。(右の画像はブルゴーニュ地方にあるジュヴレ・シャンベルタン村で収穫されたブドウ。) フランスにおけるワインの歴史の始まりじゃあ、フランスにおけるワインの歴史が始まりはといえば、紀元前600年頃の地中海沿岸の港町マルセイユでのこと。フェニキア人たちがマルセイユにワインを持ち込んだらしい。但し、ガリア(現在のフランス)に本格的にワインが広まったのは、古代ローマ帝国支配下となってから。つまり、紀元前52年にカエサル(ジュリアス・シーザー)がガリアを征服してからなんだそうな。 今でもフランス南部の港の底からは、ワインを運ぶのに使っていた古代の壷が発掘されるらしい。つまり、当初はガリアにおいてもワインはイタリアやギリシャから輸入されていたんだって。
しかし、やがてガリアでもワイン生産が始まった。古代ローマ帝国の兵士たちの中には、ガリアに土地をもらい、入植者として開拓を行った人々もいた。彼らはガリアの土地でブドウを栽培し、ワインを作り始めたわけだ。ちなみに、右の画像に写っているのは、足でブドウを踏み潰してワインを作っているバルゼの像。ワイン王国とも言うべきブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンにあるリュード広場に立っている。 ワインと木の樽との出会いワインが広まる前のガリアの人々は、ビールが大好きだったらしい。そのビールは木で出来た樽で保存されていたんだ。(当時のガリアはうっそうとした森で覆われていたから、樽の材料になる木は手近な材料だった。)
やがてガリアでもワイン生産が始まると、地元の人々は手近にある木の樽でワインを保存するようになった。木の樽で保存されたワインは、古代では普通だったテラコッタの壷で保存されたワインよりも美味かったらしい。そこでガリアで生産されるワインは木の樽で保存(熟成)されるようになったわけだ。 ちなみに、右上の画像は、ブルゴーニュ地方におけるワイン取引の中心地ボーヌにあるワイン・セラーでみかけたワインの樽。(ここでは色々なワインを試飲させてくれる。美味しくて楽しい !! ) ガリアのワイン生産を半分にしろ !!ところが、ガリア(現在のフランス)におけるワイン生産はどんどん増えていき、古代ローマ帝国のお膝元のイタリアにおけるワイン生産を圧迫しちゃったらしい。しかも、ワインばっかり作っちゃったもんだから、飢饉の時には穀物が不足することもあったらしいんだ。というわけで、古代ローマ帝国皇帝ドミティアヌスは、西暦91年にガリアでのワイン用ブドウの栽培を半分に減らせ !! という命令をローマから出したんだそうな。 見渡す限りのブドウ畑そんな皇帝の命令が出ても、もちろんガリアの人たちはブドウを作り続けた。でも、ゲルマン人の侵入によってガリアが荒廃したときには、さすがにワイン用のブドウ生産も壊滅的な打撃を受けたらしい。しかし、フランス各地の教会ではミサ用のワインを作り続けて、ブドウ栽培やワイン生産の技術を伝えた。また、中世には修道士たちがブドウ畑を開墾し、ワイン生産技術を向上させていった。 そのおかげでフランスの田舎へ行けば、遥か彼方にまで広がるブドウ畑を見ることが出来るわけだ。(下の画像はワイン王国ブルゴーニュの中心を占めるコート・ドールの果てしないブドウ畑。)
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