ナポレオンと落日のヴェネツィア西暦1797年のある日、イタリア北部の歴史ある海洋都市国家ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿の中にある大評議会室に、537名の貴族たちが集まった。表決の結果、賛成票を投じた者は512名、棄権は5名、反対票を投じた者はわずか20名だった。この日、貴族たちが討議した議題は、ナポレオンに屈服すべきか否か。つまり、圧倒的多数の賛成により、イタリアに進出してきたナポレオンに屈服することを選んだわけだ。 かつて地中海に海上帝国を築いたヴェネツィアの数々の決定を下してきたドゥカーレ宮殿(ドージェの宮殿)で、ヴェネツィアの独立の放棄が決定された。 下の画像は、そのドゥカーレ宮殿。14世紀の半ばに着工され、15世紀に完成した建物。宮殿の向こう側には、背の高い鐘楼も写っているね。
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