ヨーロッパの歴史風景 先史・古代編




紀元前 15年、古代ローマ帝国がバイエルン地方南部(現ドイツ)を征服した。


森の国バイエルン

深くて暗い森の広がるドイツ南部にあるのが、バイエルン地方だよね。下の画像は、アルプスにもほど近いバイエルン地方南部にある岩山と森の風景なんだけど、その岩山の中腹に見えるのが狂王ルートヴィヒ2世で有名なノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)なんだ。

ドイツ南部バイエルン地方の森とノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)

ドイツ南部バイエルン地方と
ゲルマン系バイエルン族

その狂王ルートヴィヒ2世が治めていたのが、中世からの歴史を誇るバイエルン王国(かつてはバイエルン大公国)だった。そのバイエルン王国は、そもそもはゲルマン系のバイエルン族の国だったんだ。

そのバイエルン族が成立したのは、6世紀頃のこと。現在のバイエルン地方に移り住んできたゲルマン系マルコマンニ族が、先住のケルト系の人々や古代ローマ系の人々を吸収して形成した新しい部族だったらしい。

古代ローマ帝国による
バイエルン地方南部(現ドイツ)征服

このバイエルン地方がゲルマン族に呑み込まれる前、ここは今のイタリアの首都ローマから発して覇権をヨーロッパに拡大した古代ローマ帝国の支配下にあったんだけど、古代ローマ帝国がバイエルン地方の南部を征服したのは紀元前 15年のこと。初代ローマ皇帝アウグストゥス(オクタヴィアヌス)の時代だね。

そして西暦 15年、古代ローマ帝国は、現在のバイエルン地方南部にラエティア属州を設置した。その後、アルプス東部にあったケルト系のノリクム王国が古代ローマ帝国による支配を受け入れ、やがてノリクム属州となったんだ。




アウグスブルク建設

バイエルン地方南部を征服した古代ローマ帝国の人々は、多くの都市を建設していったんだ。例えば、世界史の授業で習った富豪フッガー家の本拠地アウグスブルクも、古代ローマ帝国時代に建設された都市のひとつ。

当時のローマ皇帝アウグストゥスにちなんでアウグスタ・ウィンデリウムと名づけられたこの街は、古代ローマ帝国のラエティア属州の中心都市として発展し、やがてアウグスブルクと呼ばれるようになっていった。

ハプスブルク家の紋章が見えるアウグスブルクの市庁舎(ドイツ)

上の画像に写っているのはアウグスブルクの市庁舎なんだけど、ハプスブルク家の紋章が見えているね。ハプスブルク家が登場するのは、まだ先のことだけど。

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ザルツブルク建設

ケルト系のノリクム王国が古代ローマ帝国に吸収されて設置されたノリクム属州には、ユリーウムという街が建設されたんだ。そのユリーウムの街は、今ではザルツブルクと呼ばれているんだけどね。

ザルツブルク大聖堂(オーストリア)

やがてザルツブルクの街に建設された大聖堂(上の画像)は、中世においてドナウ川流域のスラヴ人に対する布教活動の拠点になっていくんだ。

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