ヨーロッパの歴史風景 先史・古代編




紀元前 19年、古代ローマ帝国によって、フランス南部のニーム近くにポン・デュ・ガール水道橋が建設された。


フランス南部で見た樹齢千年のオリーヴの木

南フランスで見た樹齢千年のオリーヴの木 ある年の春、フランス南部を旅していた私は、樹齢千年になるというオリーヴの木(右の画像)を見たんだ。

果たして今でも実がなるのか、なったにしても実は美味しいのか、皆目検討もつかないけど、樹齢千年というのは驚きだよね。

古代ローマ帝国時代の水道橋 ポン・デュ・ガール

南フランスで見た古代ローマ帝国時代のポン・デュ・ガール水道橋 でも、このページの主役は二千年の歴史を持っている。右の画像にある古代ローマ時代の水道橋 ポン・デュ・ガール。上の画像にあるオリーヴの木のすぐ近くにあるんだ。

フランスでも最も古い古代ローマ帝国の街ニームに水を供給されたポン・デュ・ガールは、紀元前19年に建設されたもの。ニームから水道橋までは約 27kmあるんだけど、水源からニームまでの水道橋の総延長は50kmもあったらしいよ。




しかも、その50kmでニームと水源との高低差は、わずかに 17m。換算すると、水路の勾配は 1kmにつき 34cmほどになるんだそうな。とてつもなく精確な技術で建設されているんだね。しかも、水路の高さは最大で 49mにもなるという。まさに古代ローマ帝国の土木技術の粋を集めているわけだ。

南フランスで見た古代ローマ帝国時代のポン・デュ・ガール水道橋

古代ローマ皇帝アウグストゥスの副官アグリッパ

土木技術もさることながら、この土木工事を指揮したのは誰かといえば、古代ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの副官だったアグリッパという人物なんだそうだ。

もともとアグリッパなる人物は、戦闘の指揮官としてアウグストゥスに仕えていたらしい。ところが、アウグストゥスが覇権を確立してからは、土木工事・建設工事に力を発揮したんだそうな。才能のある人物だったんだろうね。

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