ヨーロッパの歴史風景 先史・古代編




紀元前 747年、ヌビア出身のピアンキが、古代エジプトの第25王朝を開いた。


ヌビア出身の古代エジプトの王ピアンキと第25王朝

紀元前747年、古代エジプトの第25王朝が開かれた。その創始者は、ヌビア出身のピアンキだった。

そのヌビアなんだけど、もともとは古代エジプトにおいては被支配民族だったんだ。サッカラに階段ピラミッドを残した紀元前27世紀の王ジェゼルによって征服されたアフリカ色の強い民族だった。

下にある二つの画像は、エジプトで見たヌビア族の踊りの様子なんだけど、打楽器と歌声に合わせて踊る陽気なものだったよ。またヌビアの人々は、独特の言葉を今でも伝えているんだ。

エジプトで見たヌビアン・ダンス エジプトで見たヌビアン・ダンス




古代エジプト第25王朝時代のカノポス壷

ついでながら、下の画像は古代エジプトの第25王朝時代のカノポス壷。ロンドン大英博物館に展示されていたんだ。

古代エジプト第25王朝の頃のカノポス壷 ロンドンの大英博物館所蔵

ちょっと見には可愛い壷なんだけど、実はミイラを作るために遺体から取り出した内臓を入れるためのものだった。それぞれの壷の蓋は、ホルス神の四人の息子たちを象っているらしいよ。画像の左から順番に説明すると、

  • 人間の頭を持つイセムティは、肝臓の守護神。
  • 隼の頭を持つケベセヌエクは、腸の守護神。
  • ジャッカルの頭を持つドゥアムテフは、胃の守護神。
  • ヒヒの頭を持つハピは、肺の守護神。
それぞれの守護神にミイラとなった使者の内臓を預け、死者が甦る日まで守ってもらおうということなんだろうかね。

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