ヨーロッパの歴史風景 中世編




西暦1075年、海洋共和国アマルフィが、イタリア南部を支配するノルマン人に従属した。


海洋共和国アマルフィ

イタリアのカンパーニャ地方にある街アマルフィは、西暦839年に独立を獲得した。その後、東西貿易で発展したアマルフィ共和国は、オリエントにも拠点を築いたんだ。

また、アマルフィ共和国の商人たちは、西暦1050年頃に聖地エルサレムに病院を設け、病に倒れた巡礼たちに治療を提供した。その病院が後にロードス島マルタ島に拠点を置いた聖ヨハネ騎士団(ロードス騎士団、マルタ騎士団、あるいは病院騎士団)の母体になったと言われている。

下の画像にいくつかの旗が写っているけど、その中の一番左にあるのがアマルフィの旗なんだ。八角十字をあしらっているところは、聖ヨハネ騎士団の旗と同じだよね。

アマルフィの港にはためくイタリアの四大海洋国家の旗

イタリアの四大海洋国家

ちなみに、上の画像に写っているのは、イタリアの四大海洋国家の旗なんだ。繰り返しになるけど、一番左はアマルフィの旗だよね。

左から二つ目は、イングランド ?? そう、確かに聖ジョージの旗だね。でも、上の画像にあるのは、ジェノヴァの旗。ジェノヴァもイングランドと同じく聖ジョージを守護聖人にしているからね。

その右にあるのは、ピサの旗。一番右にあるのは、サン・マルコを守護聖人とするヴェネツィアの旗。ライオンはサン・マルコ(聖マルコ)のシンボルだからね。

【参考】都市別ツアー検索


【参考】都市別ホテル検索


ノルマン人に従属したアマルフィの衰退

西暦839年に独立を獲得したアマルフィは、海洋国家としてピサ・ジェノヴァ・ヴェネツィアに先んじていた。

アマルフィ近くに残るノルマンの城(カンパーニャ地方、イタリア) ところが西暦1075年、イタリア南部を支配下においていたノルマン人に従属を余儀なくされ、アマルフィの独立は失われたんだ。(右の画像はアマルフィ近くの海辺に残るノルマンの城砦。)

続いて西暦1135年と西暦1137年には、ライバルの海洋国家ピサの襲撃を受け、アマルフィの街が略奪された。以後、海洋共和国アマルフィは次第に衰退していったんだ。




ソフィア・ローレンの別荘

アマルフィ近くにあるソフィア・ローレンの別荘(カンパーニャ地方、イタリア) 上に書いた歴史の話とは全く関係ないけれども、右の画像の中で岩の上に立っているのは、女優のソフィア・ローレンの別荘だとのこと。ノルマンの城砦の近くにある。

現在のアマルフィ付近には、お金持ちの別荘がたくさんあるらしいよ。



関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。


次のページ


関連リンク

旅行記 「カンパーニャとローマ・ヴァティカン(イタリア)」
「第一部 アマルフィ編」



姉妹サイト ヨーロッパ三昧 (旅・食・花)

ヨーロッパ三昧

イギリス・フランス・イタリア・スペイン・ギリシャ・トルコ・エジプトなどヨーロッパと香港の旅行記 25カ国42編を中心とするサイト「ヨーロッパ三昧」。

20カ国100店のレストランを紹介するコーナーや、ロンドンに住んでいた頃のガーデニング日記、日本国内を旅する四季の日本のコーナーなどもあります。


「ヨーロッパ三昧」のトップ・ページのURLは、 http://www.europe-z.com/ です。

姉妹サイト イタリア三昧+マルタ

イタリア三昧+マルタ

イタリアの旅行記5編とマルタの旅行記2編から構成される旅行記集です。画像の数も増え、大きさ・画質も改善して、本館「ヨーロッパ三昧」から独立しました。

「イタリア三昧+マルタ」のトップ・ページのURLは、 http://www.italy-malta-z.com/ です。

Copyright (c) 2002 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。