結婚で大帝国を築ける...とは限らない永く神聖ローマ帝国の皇帝位を維持したヨーロッパの名門中の名門であるハプスブルク家は、結婚によって大帝国を築いたと言われるよね。ところが、必ずしも結婚によって常に領土を拡大することが出来るとは限らないんだ。その典型例がイタリア南部のカンパーニャ地方の街サレルノで起こっている。西暦1076年には領主の妹と結婚したノルマン人ロベール・ギスカールによって征服されている。つまり、結婚によって土地を奪われた経験があるんだ。 でも、更に興味深いことに、そのロベール・ギスカールの子孫たちによって支配されていたサレルノは、次の12世紀にも結婚によって征服されるということを繰り返している。 神聖ローマ帝国皇帝ハインリヒ6世と
西暦1184年、ロベール・ギスカールの子孫にしてノルマン王家の女相続人であるコスタンツァが、神聖ローマ帝国皇帝ハインリヒ6世と結婚した。 |
イタリア南部カンパーニャ地方の街サレルノところで、このサレルノという街。イタリアの首都ローマから南に下れば、イタリア南部の中心都市ナポリがある。そこから更に南に下れば、このページの舞台となるサレルノの街に辿り着く。下の画像はサレルノの街の夜景。昼間は人々が思い思いに楽しんでいる砂浜は暗闇に覆われ、街の灯りは海に輝いている。街頭の並ぶ海岸通り ルンゴマーレの向こうにある近代的な街の夜景が見えるかな。
サレルノの旧市街にあるメルカンティ通り
サレルノの街の海に面した近代的な街並みから山に向かって歩けば、旧市街に出る。右の画像はサレルノ旧市街の中心にあるメルカンティ通り。ここにはヨーロッパで最古の医学校も博物館として残されている。表通りとは違って、地元の人々が気軽な格好で歩く場所。更に路地に入れば、アパートの二階のテラスから洗濯物が見下ろしている。 ノルマン人が建て、神聖ローマ帝国軍の兵士たちによって破壊されたサレルノ大聖堂(ドゥオモ)は、このメルカンティ通りの近く、サレルノ旧市街の中にある。サレルノを訪れる機会があれば、是非とも旧市街を散歩してみてね。
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