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西暦1401年、イタリアの古都フィレンツェにあるドゥオモのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の門扉制作コンクールにギベルティが優勝。
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フィレンツェのドゥオモの西正面にある サン・ジョヴァンニ洗礼堂
イタリアの古都フィレンツェの中心となる花の聖母マリア大聖堂(いわゆるドゥオモ)の西正面にサン・ジョヴァンニ洗礼堂がある。
13世紀にはほぼ現在の姿になっていた八角形のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の中では、右の画像にあるビザンティン風のモザイク画(テーマは「最後の審判」「創世記」など)も見ることが出来るんだ。
でも、サン・ジョヴァンニ洗礼堂といえば忘れちゃいけないのが、西暦1401年に行われた門扉制作のコンクールだね。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の門扉制作コンクール
西暦1401年、フィレンツェの街の羅紗生産者組合が費用を出し、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の門扉を制作するためのコンクールが行われた。そのコンクールには当時のフィレンツェ及び周辺で活躍していた芸術家7人が応募した。
その7人の中から最後まで勝ち残ったのが、ロレンツォ・ギベルティとフィリッポ・ブルネレスキの二人だった。ギベルティの作品は繊細ながらも古風、対するブルネレスキの作品はより新しい表現によるという違いはあったものの、どちらの作品にも優劣はつけがたい出来だったらしい。
ギベルティによる「天国の扉」
そして最後に選ばれたのはギベルティの作品。その結果として、サン・ジョヴァンニ礼拝堂にはギベルティの手による「天国の扉」が取り付けられたわけだ。(下の画像は現在のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉。)
自信作をもってしても優勝できなかったブルネレスキは、彫刻の道を諦めてイタリアの首都ローマに向かい、建築の研究を始めた。その成果がブルネレスキの手によって完成された花の聖母マリア大聖堂(ドゥオモ)のクーポラなんだ。
現在のドゥオモの眺めを楽しませてもらっている私たち観光客としては、門扉のコンクールにブルネレスキが敗れて良かったと言えるかも知れないね。そのおかげで私たちはルネサンス期のイタリアを代表する建築家を得たわけだ。
ドゥオモ博物館にあるギベルティの「天国の扉」
上の画像には現在のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉の様子をご紹介しているけど、実は洗礼堂の扉はギベルティの「天国の扉」の複製なんだ。
ギベルティの「天国の扉」のオリジナル(右の画像)は、ドゥオモ博物館で展示されているんだ。ドゥオモのすぐ近くにあるから、是非とも入ってみて欲しいな。(入口がわかり難いんだけどね。)
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