ヨーロッパの歴史風景 近世編




西暦1610年、ベルギーに帰国したルーベンスが「キリスト昇架」を描き始めた。


17世紀フランドル絵画の巨人あるいはバロックの巨人といえば、画家ピーテル・パウル・ルーベンスのことらしい。ルーベンスは、イタリアで10年近く美術を学び、ベルギーに帰国後にフランドル独特のものを取り入れて、独自の絵画を築き上げたんだそうな。

アントワープにあるノートル・ダム寺院(ベルギー) そんなルーベンスの描いた絵画を見ることができるのが、右の画像にあるアントワープ(ベルギー)のノートルダム寺院

この聖堂の中で「聖母昇天」、「キリストの降架」、「キリストの変容」など、ルーベンスの宗教画を見ることが出来るんだ。

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ルーベンスの宗教画に関する評価

但し、ルーベンスの宗教画は一部には、評価が低い。例えば、ピカソはルーベンスの宗教画が嫌いだったみたい。かといって、ピカソがルーベンスのことを嫌いだったわけではなく、ルーベンスの描く女性に関しては宗教的・哲学的に高い評価を与えていたんだって。ちなみに、ルーベンスは肉付きの良い女性が好きで、「肉屋のルーベンス」とも呼ばれていたらしいけどね。




ピカソとは対照的に、ルーベンスの宗教画に高い評価を与えていたのがネロ。ネロって知らない ?? そんなはずは無いよ。誰でも知っているはず。

ネロとは、「フランダースの犬」の物語で犬のパトラッシュと一緒に凍え死んだ少年なんだ。彼が凍え死ぬときに見ていたのが、このノートルダム寺院にあるルーベンスの「キリスト昇架」あるいは「十字架にかけられるキリスト」(下の画像はその一部)。

ルーベンスが描いた「キリスト昇架」あるいは「十字架にかけられるキリスト」(アントワープ、ベルギー)

...ひょっとして誤解されるといけないので書いておくけど、「フランスダースの犬」はフィクションだからね。つまり、架空の物語。上に書いたことの中にも、少々作り話が入っております。

ちなみに、ルーベンスが「キリスト昇架」を完成させたのは1611年。制作を始めたのは、10年近いイタリア修行を終えて帰国した直後の1610年のことだった。



関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。


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関連リンク

旅行記 「秋のベルギー」
(アントワープのノートルダム寺院、ブラッセルのグラン・プラスなど)




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