ヨーロッパの歴史風景 中世編




西暦1745年、スチュワート家のボニー・プリンス・チャーリーがエディンバラ城を攻撃。


エディンバラ城

イタリアローマから発してブリテン島南部まで支配していた古代ローマ帝国の兵士たちが姿を消してしばらく経った6世紀末、ディン・エイディンという地名が記録に現れた。その地名が指していた場所は現在のエディンバラなんだけど、その「ディン・エイディン」がエディンバラという名前の源であるとの説もある。

西暦638年、ノーザンブリア王エドウィンがスコットランドの南東部に侵攻した。そのノーザンブリア王「エドウィンの街(あるいは城)」がエディンバラという地名の由来だとも言う。

そして11世紀後半、スコットランド王マルコム3世と王妃マーガレットが、現在のエディンバラ城のあたりに狩のための小屋を建てたらしい。それが発達して現在のエディンバラ城(下の画像)になったわけだ。

スコットランドのエジンバラ城(イギリス)

エディンバラ城の波乱の歴史

岩山の上から街を見下ろすエディンバラ城なんだけど、その歴史は波乱に満ちている。

  • 1174年、スコットランド王ウィリアム1世がアルンウィックの戦いでイングランドに捕らえられた。その身代金の担保として、エディンバラ城はイングランド軍に引き渡された。

  • 1296年、イングランド王エドワード1世がエディンバラ城を攻略した。

  • 1314年、ロバート・ザ・ブルース(後のスコットランド王)の甥サー・トーマス・ランドルフが、イングランドの手にあったエディンバラ城に奇襲をかけて攻略した。

  • 1335年、イングランド王エドワード3世がエディンバラ城を攻略した。

  • 1336年、イングランド軍の手中にあったエディンバラ城を、スコットランドの護国卿サー・ボスウェルが攻囲したが、攻略に失敗。

  • 1341年、ウィリアム・ダグラス伯によって、スコットランド軍がエディンバラ城を奪還した。

  • 1385年、イングランドのランカスター公がエディンバラの街に焼き討ちをかけた。しかし、エディンバラ城は陥落しなかった。

  • 1500年、イングランド王ヘンリー7世がエディンバラ城を攻囲したが、陥落しなかった。

  • 1571年、退位させられたスコットランド女王メアリー・スチュワートを支持する貴族たちが、エディンバラ城に立て籠もった。彼らは1573年まで篭城を続けた。

  • 1640年、内戦によってエディンバラ城が重大な被害を蒙った。

  • 1650年、イングランドのオリヴァー・クロムウェルがエディンバラを攻略した。

  • 1689年、名誉革命に反対し、スチュワート家を支持するゴードン公がエディンバラ城に立て籠もった。しかし、飢餓と疫病により降伏。

  • 1745年、ジャコバイトに支援されたスチュワート家のボニー・プリンス・チャーリー(チャールズ・エドワード・スチュワート)がエディンバラ城を攻撃。エディンバラ城にとっては、これが最後の戦いとなった。

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エディンバラ城を舞台とするミリタリー・タトゥー

スコットランドとイングランドの長い戦いの歴史の中で、何度も争奪戦の的となったエディンバラ城。その城を特設の舞台として、夏の夜に多くの人々を集めるのが、エディンバラ・フェスティヴァルの一環として催されるミリタリー・タトゥー(下の画像)なんだ。

スコットランドのエジンバラ城で行われるミリタリー・タトゥー(イギリス)

ミリタリー・タトゥーは毎年8月に開催されるんだけど、良い席を確保するには、かなり早く予約しておいた方が良いよ。



関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。


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関連リンク

旅行記 「スコットランド周遊(イギリス)」
(ハイランド、スカイ島、エジンバラ、湖水地方)




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