ヨーロッパの歴史風景 近世編




西暦1571年、キリスト教国連合艦隊が、レパントの海戦において、オスマン・トルコ艦隊を撃破した。


レパントの海戦におけるキリスト教国連合艦隊の
総指揮官ドン・ファン・デ・アウストリアの乗艦

西暦1571年10月7日、オスマン・トルコ艦隊がレパントの海戦において、キリスト教国連合艦隊に敗北を喫した。

その戦いに参加したキリスト教諸国(スペイン、ヴェネツィア聖ヨハネ騎士団フィレンツェローマ法王庁など)の総指揮官となったのが、ハプスブルク家の皇帝カルロス5世の庶子ドン・ファン・デ・アウストリアだった。

レパントの海戦に参加したドン・ファン・デ・アウストリアの船の復元 そして、総指揮官が乗っていたガレー船が「ファン・デ・アウストリア号」。その甲板の様子が右の画像なんだ。

といっても、右の画像に写っているのは、実物大の復元模型。バルセロナ(カタルーニャ、スペイン)海洋博物館に展示してあるものなんだ。

復元模型といってもバカに出来ないよ。美しい装飾は見事だし、そんな装飾を眺めながらガレー船の中を歩くことも出来るんだ。しかも実物大だから、下の画像のようにガレー船の大きさを実感することも出来る。

レパントの海戦に参加したドン・ファン・デ・アウストリアの船の復元




アラゴン・カタルーニャ連合王国の造船所

ついでながら、上のガレー船の復元模型を展示してあるバルセロナの海洋博物館自体も、訪ねる価値のある歴史的な建造物なんだよ。

元々は西暦1378年に建てられたアラゴン・カタルーニャ連合王国の造船所だった。アラゴン・カタルーニャ連合王国といえば、イタリアの海洋都市国家と競い、一時は地中海に覇権を打ち立てようとしたほどの海洋国家だった。

14世紀から16世紀にかけて、この造船所で進水した船の数は、ハンザ同盟の造船所の進水数を上回っていたほどだったんだ。

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