スペイン南西部の街セビリアとヒラルダの塔スペイン南西部から大西洋に注ぎ込むグアダルキビル川。その河口から少し川を遡ったところにあるのが、セビリアの街なんだ。
カスティリアやポルトガルによるレコンキスタ(国土回復運動)の波がスペイン南西部に押し寄せていた西暦1184年、スペイン南部を支配していたムワッヒド朝のカリフに即位したのは、アブー・ユースフ・ヤアクーブだった。セビリアにおいて忠誠の誓いを受けた新カリフは、市内に大モスクの建設を始めた。モスクに付属していた尖塔(ミナレット)の高さは98メートルもある。その尖塔が、現在は「ヒラルダの塔」(右の画像)と呼ばれているわけだ。 その後、新カリフは反乱の平定のために北アフリカへ渡らざるを得なくなった。彼の地を平定した新カリフはスペインに戻り、ムワッヒド朝の領土を侵食していたキリスト教徒諸国への反撃を始めた。 西暦1191年にはポルトガルに占領されていた土地を奪い返し、1195年にはカスティリア王アルフォンソ8世を撃ち破っている。その功績により、アブー・ユースフ・ヤアクーブは「アル・マンスール」(勝利者)というラカブ(呼称)を得たんだ。
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高さ98メートルのヒラルダの塔に登る
アル・マンスールが建てた高さ98メートルのヒラルダの塔に登ってみた。もちろん、エレベーターもないから、塔の中のスロープを足で登るしかないんだ。といっても、展望台は地上70メートルのところにあるんだけどね。塔の上から見下ろした風景が右の画像。今は大聖堂となっているかつての大モスクの中庭「ナランハ(オレンジ)の庭」が見えている。ちなみにこの大聖堂は、スペインで最大、ヨーロッパでも三番目に大きなものらしいよ。 関連書籍参考になる・・・かもしれない本を探してみました。
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